脳出血の治療法

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■ 脳出血の治療法 ■

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高血圧脳出血の治療は、
血腫による脳実質の損傷を軽くし、


再出血や血腫の増大を防ぎ、
圧迫によって血腫の周囲の二次的変化が進まないようにすることです。


このため内科的治療としては、頭蓋内圧亢進(ずがいないあつこうしん)に対する
抗浮腫薬の投与、高血圧の管理、水電解質のバランス、
合併症の予防と治療が基本になります。


外科的治療が必要かどうかの検討も同時に行います。


血腫の増大は、発症してから数時間以内に約20%の患者さんにみられ、
多くの場合は発症6時間以内に止まります。


一方、脳浮腫は脳ヘルニアを起こして、
予後に重大な影響を与えます。

通常、脳浮腫は3日目から強くなり、
ピークとなるのは1〜2週です。


抗浮腫薬としてグリセオールとマンニトールを用います。


高血圧のコントロールは、
脳出血の治療のなかで最も重要であり、
また難しい問題でもあります。


脳には、血圧の変動に対して
脳の血流を一定に保とうとする
自動調節能があることが知られていますが、


急性期脳出血の場合はこの自動調節能が機能せず、
脳の血流は血圧の上がり下がりに合わせて変動します。


そのため急に血圧を低下させると
脳血流量が減って組織を流れる循環が悪くなるので、


降圧の程度は降圧薬投与前の血圧の80%くらいにするのが適当です。


一般に、降圧の目標レベルは
収縮期血圧160〜170mmHg程度とするのが良いとされています。


 脳出血の外科的治療については、
被殻出血、小脳出血、皮質下出血の一部に適しているとされています。


近年、外科的治療のひとつとして
定位的血腫吸引術(ていいてきけっしゅきゅういんじゅつ)が普及しています。


そのほかの脳出血の合併症として重要なのは
けいれん発作、発熱、消化管出血、電解質異常、
高血糖、下肢静脈血栓症(かしじょうみゃくけっせんしょう)などで、

それぞれに対する治療も行います。

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