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非ケトン性高浸透圧性昏睡とはどういう症状なのか?
ムズカシイ言葉ですが、読み方は、
非ケトン性高浸透圧性昏睡
(ひ・ケトンせい・こうしんとうあつせい・こんすい)
と読みます。
ケトアシドーシスにならずに起こる糖尿病性昏睡のことです。
死亡率が高く、危険です。
非ケトン性高浸透圧性昏睡の原因は、高血糖と脱水症状です。
多くみられるのは、主に高齢者の2型糖尿病の人です。
高齢者の方に多くみられる理由は、
高血糖により尿が増えてのどが渇くようになっても、
年齢のせいであると思ってしまい対処が遅れ、脱水症状になりやすいからです。
さらに、腎不全(じんふぜん)や脳卒中などの合併症を起こしている方は
特に注意が必要です。
高齢者の方は気付きにくい部分があるので、
ご家族の方も体調の異変に日頃から注意をくばるようにしましょう。
ケトアシドーシスとは、カンタンに言えば
血液が酸性の状態になること。
細かく言うと、酸性の物体である、ケトン体というのが
血の中にどんどん増えて血液が酸性になるのです。
インスリンがガクンと落ちると、つまり足りなくなると
インスリンの作用不足
糖尿病の人はこん睡状態になるという症状が起こります。
インスリンが足りなくなって体内でブドウ糖がうまく利用されなくなると、
今度は、ブドウ糖に変わるエネルギーとして脂肪が分解されるようになります。
このとき、一緒にケトン体という酸性の物質ができます。
このケトン体が血の中にたくさん増えてしまうことで、
血液が酸性の状態になってしまうことを、
ケトアシドーシスの状態といいます。
こうなると、体のさまざまな器官の働きが鈍って、
その影響が脳にまでいくと、結果的に昏睡状態になってしまい、
このように、ケトン体が増えたのが原因で起こる糖尿病性昏睡を、
ケトン性糖尿病性昏睡といいます。
ケトン性糖尿病性昏睡
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