糖尿病と脳卒中

糖尿病ch

スポンサードリンク


糖尿病の改善ch HOME > 糖尿病と脳卒中

■ 糖尿病と脳卒中 ■

スポンサードリンク



糖尿病の運動療法D〜運動をする時間

※前のページ「糖尿病の運動療法C〜運動を選ぶコツ」の続きです↓


運動を行うタイミング

 運動を行うタイミングは、食後 1〜2時間がベストです。

 血糖値は、食後の 2時間ぐらいがいちばん高くなります。ですからその時に運動を行えば、運動により血液のブドウ糖を利用することができるので、効率的に血糖コントロールを行うことが出来ます。

 運動を行わない方がいいタイミングは、食後すぐです。食べてすぐに運動を行うと糖質の消化・吸収が悪くなるので、食後すぐの運動は避けましょう。

 また、血糖値を下げる飲み薬やインスリン療法を行っている人は、空腹時に運動をすると低血糖を起こしやすいので、十分注意しましょう。


運動をする時間の長さ

 運動をする時間は、最低でも 20分以上、目安としては 30分ぐらい行うようにします。

 体では、運動をはじめると最初は筋肉に貯えられているグリコーゲンがエネルギーとして使われます。

 その後、血液の中のブドウ糖がエネルギーとして使われるので、血糖値が下がります。ここまでで、運動をはじめてからだいたい 15分〜20分ぐらいです。

 さらに運動をすると、体の脂肪が燃焼してきます。ですから、肥満を解消するには、運動をはじめてから 15分〜20分ぐらい持続して運動をする必要があります。



運動によるエネルギー消費量

 運動によるエネルギー(カロリー)の消費量は、運動強度(運動の激しさ)とその運動を継続して行う時間により決定されます。

 運動の種目別のエネルギー消費量は、下記の表と計算式により求めることが出来ます。


▼運動の種目別のエネルギー消費量
運動の種目 体重 1kgあたりの 1分間のエネルギー消費量 体重60kgの人が1単位(80kcal)消費する時間
 散歩 0.0464kcal 約 29分
 歩行(分速60m) 0.0534kcal 約 25分
 歩行(分速70m) 0.0623kcal 約 21分
 歩行(分速80m) 0.0747kcal 約 18分
 歩行(分速90m) 0.0906kcal 約 15分
 歩行(分速100m) 0.1083kcal 約 12分
 ジョギング(軽い) 0.1384kcal 約 10分
 体操(軽い) 0.0552kcal 約 24分
 体操(強め) 0.0906kcal 約 15分
 自転車
 (平地で毎時10km)
0.0800kcal 約 17分
 自転車
 (平地で毎時15km)
0.1207kcal 約 11分
 自転車
 (上り坂で毎時10km)
0.1472kcal 約 9分
 自転車
 (上り坂で毎時15km)
0.2602kcal 約 5分
 自転車(下り坂) 0.0269kcal 約 5分
 階段昇降 0.1004kcal 約 13分
 水泳(クロール) 0.3738kcal 約 4分
 水泳(平泳ぎ) 0.1968kcal 約 7分
 ジャズダンス 0.1517kcal 約 9分
 卓球(練習) 0.1490kcal 約 9分
 バドミントン(練習) 0.1508kcal 約 9分
 テニス(練習) 0.1437kcal 約 9分
 ゴルフ(平均) 0.0835kcal 約 16分
 サッカー(練習) 0.0853kcal〜0.1419kcal 約 9分
〜約 16分


 運動をした時の消費エネルギー量の求め方は上の表を参考にしながら、下記の計算式で求めます。


▼運動をした時の消費エネルギー量の求め方

・消費エネルギー量(kcal)=
体重1kgあたりの1分間のエネルギー消費量
(上の表参照)
× 体重
(kg)
× 時間
(分)


 運動強度とエネルギー消費量は上記のようなやり方で求めることができますが、他にも、「メッツ」という単位を基準とする考え方もあります。

糖尿病の運動療法E〜メッツ

スポンサードリンク

糖尿病と脳卒中 ● 関連コーナー ●

PageTop



HOME - 糖尿病とは - 生活習慣病とは - PROFILE & About - サイトマップ

スポンサードリンク