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・適正エネルギー量
=
標準体重(kg) | × | 体重
1kgあたりの 必要なエネルギー(kcal) |
・体重 1kgあたりの必要なエネルギー |
運動強度 | 必要エネルギー | 解説 |
軽い | 25kcal | 主婦・事務職など 部屋中心の生活 |
普通 | 30kcal | 特に重労働を していない人、 セールスマン、 販売員など、 |
重い | 40kcal | 重労働をしている人。 肉体労働者、 運動選手など |
食品を 6つのグループに分類する | |
食品交換表では、さまざまな食品を、同じような栄養素を含む食品別に 6つのグループに分類しています。
糖尿病の食事療法では、エネルギー制限(カロリー制限)だけでなく、栄養のバランスも考えなくてはいけませんが、どの食品にどのような栄養素がどれだけの割合含まれているのかは、よくわからないのが普通です。
ですから、同じような栄養素をもつ食品を大きく 6つのグループに分類することで、どの食品にはどの栄養素があるのかが簡単にわかります。
食品交換表では、グループを「表」と呼び、「表1」から「表6」まであります。
食品の種類と分類は下記の通りです。調味料は、6つのグループの他に 1つのグループとして分類されます。
▼主に糖質を含む食品
表1 (主食の仲間) |
ご飯、パン、めん類などの穀物、芋類、豆類(大豆とその製品は除く)、糖質の多い野菜や種実類 |
表2 (果物の仲間) |
りんご、バナナ、ぶどう、いちご、みかんなどの果実類 |
▼主にたんぱく質を含む食品
表3 (肉や魚の 仲間) |
畜肉類とその加工品、魚介類とその加工品、卵とその加工品、大豆とその製品、チーズ |
表4 (牛乳の仲間) |
牛乳などの乳類とその製品(チーズはのぞく) |
▼主に脂質を含む食品
表5 (油の仲間) |
油脂類、油が多く含まれている食品、生クリーム、豚バラ肉、ベーコン、ごまなど |
▼主にビタミン・ミネラルを含む食品
表6 (野菜の仲間) |
野菜類(糖質の多い一部の野菜は除く)、きのこ類、海藻類、こんにゃく |
調味料 | 砂糖、トマトケチャップ、みそ、みりん、など |
80kcal(カロリー)を「1単位」とする | |
食品交換表では、カロリーを考えた献立を簡単に作れるように、80kcal を「1単位」としています。
そして、それぞれの食品に、何g で 1単位=80kcal になるのかが表されています。
ご飯は「50g=1単位」、食パン 6枚切りの 2分の1枚は「30g=1単位」、のように、食品 1単位 80kcal が何gなのかが示されています。
つまり、ご飯を 2単位とりたい場合は、1単位が50gなので倍の 100g 食べればよい、ということになります。
下記は、1単位=80kcal にあたる食品の分量の一例です。
▼ 1単位=80kcal
にあたる食品の分量の一例
表1 (主食の仲間) |
・6枚切り食パン = 30g (約2分の1枚) ・ご飯 = 50g (小さい茶碗に半分ほど) ・ジャガイモ = 110g (中 1個) |
表2 (果物の仲間) |
りんご = 150g (中 3分の2ぐらい) バナナ = 100g (中 1本) みかん = 200g (中 3個) |
表3 (肉や魚の 仲間) |
とうふ(木綿) = 100g (3分の 1 丁) あじ = 60g (中 1尾) 牛もも肉(脂身なし) = 40g 鶏卵 = 50g(小 1個) |
表4 (牛乳の仲間) |
牛乳 = 120g プレーンヨーグルト = 120g |
表5 (油の仲間) |
植物油 = 10g (大さじ軽く 1杯) マヨネーズ = 10g (大さじ軽く 1杯) バター = 10g (大さじ 3分の2ぐらい) ベーコン = 20g |
表6 (野菜の仲間) |
色々な野菜を組み合わせて
300g (糖質の多い野菜は除く) |
糖尿病の食事療法E〜食事指示票
※前のページ「糖尿病の食事療法D〜食品交換表U」の続きです↓
食品交換表は、1日の適切な範囲内で献立を組み立てるのにとても便利です。 ただ、1日のカロリーから 1日の総単位を割り出し、それを 3食に配分するのに、どのようにするのか、という問題があります。 朝食・昼食・夕食、と 3食に配分するにしても、1食にかたよって単位を配分するのはよくありません。1食に多くのカロリーを取りすぎると、血糖値が急激にあがってしまうからです。 つまり、1日のカロリーの範囲内であるからといって、1食に多く食べるような配分はよくないので、バランスよく 3食に配分する必要がある、ということなのです。 さらに、食品交換表をつかって食品を選ぶときに、栄養のバランスをとるためにどのように食品を選んでいくかという問題もあります。 1日のカロリーを 3食分に分けて、その範囲内で食べれば何でも良いわけではありません。範囲内のカロリーでもお米ばっかりで食べて終わり、というかたよった配分では、カロリー制限は守れても栄養のバランスがとれません。 これらの問題を解決してくれるのが、「食事指示票(しょくじ しじ ひょう)」です。 食事指示票とは、医師により指示される 1日の食事の配分方法です。1日の総単位数や、3食の配分の仕方、どのように食品を選べばよいのか、などが、患者さんの好みや食習慣を考慮して指示されています。 この食事指示票による指示があることで、食品交換表で食品を選び、配分することがさらに簡単になります。1日の総カロリー数を守り、栄養のバランスもとれた献立を作ることができます。
食事指示票は、下記の様なものです。これは、1日20単位(1600kcal)の場合の例です。
「表1」の「1日の単位」を見ますと、「11」となっています。つまり、この食事指示票では、表1の食品は 1日に11単位(880kcal)までとってよい、ということになります。 そして、その 11単位が、「朝食 3単位」・「昼食 4単位」・「夕食 4単位」の 3つに配分されています。 朝食は 3単位ですから、ご飯、パン、いも類、などを 3単位=240kcal まで食べて良い、ということになります。 「表2」の果物は 1日で 1単位まで、「表4」の乳製品は 1日で 1.5単位までとることができます。どちらもとるタイミングは、朝・昼・夕・間食、のどのタイミングでもよいということになります。 「表5」油脂・多脂性食品と調味料は、1日の指示単位を料理に合わせて 3食に分けて使うようにします。 それでは、次のページでは、食事指示票と食品交換表からどのように献立を組み立てていくのかをわしく見ていきましょう。 |
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